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2026年4月20日
【伝統と革新の器づくり】岐阜県瑞浪市・山喜製陶株式会社が紡ぐ「陶磁器」の未来と食卓の物語02
第2回:理想の「お茶碗」を求めて。山喜製陶株式会社がこだわる陶磁器の成形と素材
こんにちは、岐阜県瑞浪市で日々土と向き合っている山喜製陶株式会社です。第2回は、私たちの製品の中でも特に身近な存在である「お茶碗」に焦点を当て、その製造工程と素材へのこだわりについて詳しく解説します。
日本人の主食であるお米を美味しくいただくために、お茶碗は最も重要な役割を果たします。手に持った時の軽さ、唇に触れた時の滑らかさ、そして毎日使っても飽きのこないデザイン。山喜製陶株式会社では、これらの要素を高い次元で実現するために、原料となる土の選定から徹底的にこだわっています。
美濃焼・瑞浪焼の伝統的な製法をベースにしつつ、私たちは現代の高度な成形技術も積極的に取り入れています。陶磁器は、焼成(焼くこと)によって約10%から15%ほど収縮します。この収縮を見越し、仕上がりの寸法を完璧に制御するためには、長年の経験と緻密な計算が不可欠です。山喜製陶株式会社の熟練職人は、その日の気温や湿度に合わせて土の状態を微調整し、理想の形を打ち出していきます。
また、食器としての実用性も無視できません。家庭用洗剤や乾燥機が普及した現代において、欠けにくく、汚れが落ちやすい頑丈な陶磁器であることは必須条件です。私たちは「美しいけれど使いにくい」器ではなく、「美しいからこそ毎日使いたくなる」器づくりを目指しています。瑞浪の土が、職人の手を通じて生命を吹き込まれ、食卓の主役へと変わる。その魔法のようなプロセスこそが、山喜製陶株式会社の技術の真髄なのです。


