2024年2月19日

窯の発展の歴史 02

窯の発展の歴史 02

おしゃれな食器で食卓をもっと華やかにしたい、自慢の料理を美しい食器で彩りたい、上品で質の高い食器で大切なお客様をもてなしたい、など、食器についてのいろいろなご希望や理想をお持ちのかたに、美濃焼やみずなみ焼はいかがでしょうか。

岐阜県瑞浪市にある山喜製陶株式会社では、「毎日の食卓をより良く、より美味しく」をテーマに、歴史と伝統のある美濃焼や、そこから新しく誕生したみずなみ焼と呼ばれる焼物の食器を取り扱っています。

みなさまこんにちは。山喜製陶広報担当のAです。

日本において初めて窯を用いて製作された焼物は「須恵器」と呼ばれるものです。

須恵器は窖窯と呼ばれる装置で器を焼成する技法です。もともとは中國の江南地域で始まり、朝鮮半島を伝って日本にもたらされました。

須恵器が伝わったのは古墳時代で、それから平安時代までの長きにわたって製作され続けることになります。

須恵器を製作するために用いられる窖窯は、現代で言う登り窯の一種です。

登り窯とは山の斜面に沿って縦に長い穴を掘り、そのなかに焼き上げる器を大量に並べてふもとで火を焚き、頂上部の穴から空気を逃がすという構造をしたものです。

その構造によって、火を点けた際に空気が熱と重力の作用で対流を起こし、炉内が一定の高温で保たれるのです。

焼成中窖窯は酸素が不足します。その酸素を少しでも補おうと、粘土の中に含まれている酸化第二鉄から酸素が奪われます。そのことで酸化第二鉄は酸化第一鉄へと還元されます。

そのためこの焼成方法を「還元炎焼成」と呼びます。

須恵器は青灰色をしているのが特徴ですが、それはこの還元によって変質するためです。

須恵器の時代の窖窯は地下や半地下に作られるのが特徴で、野焼きでは得られなかった1100度以上の高温で器を焼き締めることができ、土器と比べてはるかに高い強度を得ることができるようなったのです。

山喜製陶では、日常的に使用する食器から飲食店などで使用されるお皿やお茶碗、お湯のみといったものから、贈答品にも最適なお鉢や花器といったものまで、あらゆるシーンやニーズにお応えできる美濃焼、みずなみ焼の陶磁器を、幅広いラインナップで取り揃えております。

また、山喜製陶はお客様のアイディアによるデザインや図案による、オリジナルの食器も製作させていただきます。イベント用や販促用の商品の制作として、社名やロゴ、メッセージなども入れることができます。記念の贈答品として、あるいはお祝いの贈り物として、世界にひとつの陶器を作りませんか？

絵付けから加工、製作ロット数や納期、ご予算など、お客様と綿密な打ち合わせの上、ご希望に沿うようなご提案をさせていただきますので、是非一度、山喜製陶までお気軽にご相談ください。