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2024年2月5日
陶磁器の基礎知識 05
陶磁器の基礎知識 05
おしゃれな食器で食卓をもっと華やかにしたい、自慢の料理を美しい食器で彩りたい、上品で質の高い食器で大切なお客様をもてないしたい、など、食器についてのいろいろなご希望や理想をお持ちのかたに、美濃焼やみずなみ焼はいかがでしょうか。
岐阜県瑞浪市にある山喜製陶株式会社では、「毎日の食卓をより良く、より美味しく」をテーマに、歴史と伝統のある美濃焼や、そこから新しく誕生したみずなみ焼と呼ばれる焼物の食器を取り扱っています。
みなさまこんにちは。山喜製陶広報担当のAです。
陶磁器を彩る重要な要素に、絵や模様があります。
陶磁器に絵や模様を入れることを「絵付け」と言いますが、この絵付けには「下絵」と「上絵」という2つの方法があります。
下絵というのは陶磁器に釉薬を塗る前に絵を描くことで、釉薬を塗ってからその上に絵を描くことを上絵と言います。
下絵と上絵はひとつの陶磁器にどちらかひとつの方法だけを選んで作るというものではなく、出したい色や目指す表現によってひとつの陶磁器の中で使い分けるものになります。
たとえば花を描く場合、呉須という酸化コバルトを含んでいるため藍色が出せる塗料で茎を描いて下絵にし、上絵で赤や金彩を用いて花弁を描きます。
下絵を施したあとの焼成は高温でも大丈夫ですが、上絵のあとは低温での焼成にします。
これは特に金彩を施した場合、金が溶け出さないためです。
純金の融点は1064℃と高めですが、金彩に使用する金は混合物によって融点が下がるため、低温での焼成でないと液状化してしまう恐れがあるのです。
色絵の陶磁器や金彩銀彩が施されたものが電子レンジでの使用が不可になっているのは、それらが高温に弱いためです。
山喜製陶では、日常的に使用する食器から飲食店などで使用されるお皿やお茶碗、お湯のみといったものから、贈答品にも最適なお鉢や花器といったものまで、あらゆるシーンやニーズにお応えできる美濃焼、みずなみ焼の陶磁器を、幅広いラインナップで取り揃えております。
また、山喜製陶はお客様のアイディアによるデザインや図案による、オリジナルの食器も製作させていただきます。イベント用や販促用の商品の制作として、社名やロゴ、メッセージなども入れることができます。記念の贈答品として、あるいはお祝いの贈り物として、世界にひとつの陶器を作りませんか?
絵付けから加工、製作ロット数や納期、ご予算など、お客様と綿密な打ち合わせの上、ご希望に沿うようなご提案をさせていただきますので、是非一度、山喜製陶までお気軽にご相談ください。